作:ラグさん
此処は大陸(ドルフやヤマトなどのある大陸)から切り離された場所、名は「ルイス大陸」
ガロ王国、モウリア公国、オモロド帝国、モモドス王国、ラドス連合国、5つの国が集まった大陸だ。
この大陸は昔から平和であって、邪神王が復活した今でも、ルイス大陸は平和だった。
しかし、今此処で、その平和は崩されることとなる・・・
大門:今日も平和、明日も平和、次もまた平和・・・平和が崩されることは無い、良い事だ・・・
此処は聖地ルイス、ルイス神が眠っているといわれる地だ、大門はモウリア公国の上級騎士、今日はルイスに怪しいものが居ないか馬に乗って巡回している所だった。
彼は今、ルイスの東側にある湖、「アレクサンドラ湖」の周りを巡回していた。その湖はルイス大陸の中で一番美しいとされていた。
湖の北側には世界樹ユグドラシルが聳え立っている、雲にも届く大きな木であった、大門は世界樹の下で一休みすることにした。
大門は空を見上げた
大門:雲がかかってきているな・・・雨が降る、急いでモウリアに戻ろうか・・・
大門はもう一度立ち上がり、馬に乗ってモウリアへと向かい始めた・・・
大門の予想通り、数分後には雨が降り始めた
大門:やっかいだな・・・ん?
大門はふと馬を止めた
???:キャァァァァァァァ!!!
耳をすませば、女の叫び声が聞こえるではないか
大門:何だ何だ?
叫び声はユグドラシルの方から聞こえる、大門は急いでユグドラシルへと戻った
大門:な・・・・
大門は絶叫した
なんと、500年近く生存が確認されていなかった魔物、フェンリル(狼)が、羽のついた18歳ぐらいの女を襲おうとしているではないか。
フェンリルは銀色のものを見ると興奮して攻撃態勢に入る、普段は大人しかったらしいのだが・・・
???:助けて―――!
大門はハッとした、彼女の存在を半分忘れていたのだ。
大門:今、助けます!
大門は腰に収めていた刀、「斬魔刀」を抜き、フェンリルに後ろから斬りかかる、フェンリルはどうやら銀色の物を見て興奮しすぎていたようで、大門が後ろから斬りかかって来るのにまったく気付かなかった・・・・
フェンリル:ぐゃああああ!
フェンリルは真っ二つに斬り裂かれた、血が飛び散る
???:ありがとうございます・・・・
大門:いいえ、そういえば、貴方の名前は?
???:私ですか?私はユグドラシアといいます、貴方の名前は?
大門:大門です
ユグドラシア:大門さんですね、危ない所をありがとうございました・・・
大門:いいえ、こちらこそ。ところで、なんでこんな所に?
ユグドラシアは急に怖い顔になった
大門:なんですか・・・?
ユグドラシア:今日の日付は・・・?
大門:6月6日ですが・・・?
ユグドラシア:今の時間は・・・?
大門:朝の5時です・・・それが何か?
ユグドラシアは泣きそうな顔になった
ユグドラシア:魔が・・・
大門:ぇ?
ユグドラシア:ラグナロク(神々の黄昏)で負けた魔、サタンが、6時6分、邪神王への復讐を遂げるため・・・
大門:・・・何の話ですか?
ユグドラシア:・・・すでにサタンは手下ラグナを百年も前に、天界に生まれさせ、彼の運命を操り邪神王と対峙させ・・・
今日6時6分、彼はこの地で復活をとげ、邪神王への復讐を・・・
何千万との手下と魔物を率いて・・・ヘルヘイム(死者の国)よりビフレスト(虹の橋)を渡って、アレクサンドラ湖の湖底より姿を現し・・・
逃げなければ、私達は殺されます・・・急がなければ・・・
大門:良く分からないけど、とりあえず逃げればいいんだね?ならば、急いで戻ろう!
ユグドラシア:逃げなければ・・・逃げなければ・・・
そう言ってユグドラシアは気を失った
大門は彼女を馬に乗せ、急いでモウリア公国へと戻った・・・
6時6分、ラグナがアレクサンドラ湖の前に立っていた。何かを待っていた
何者かが湖より現れた
???:準備は整っておるか?
ラグナ:はっ、邪神王への復讐の準備は完璧に整っております、30もの仲間を我は100年の間に集めました、どれも強力な・・・
???:良いであろう、お前のアジトに案内しろ
ラグナ:はっ、サタン様。しかし・・・
サタンと呼ばれた男が訊く
サタン:なんだ?
ラグナ:フェンリルやガルム、ヨルムンガンドにニーズヘッグなどを収容できる場所はございませぬが・・・そちらの方は?
サタン:大丈夫だ、すでに湖底に場所は設けておる、必要ならば彼らを呼び出すことは容易い、お前のアジトへ行くのは我と我の5人の「運命られた者」、ヘルグ、ガロン、ウィーブ、キルク、そしてナターシャのみだ。
ラグナ:それなら問題は何もございません、すぐにでも案内いたしましょう
ラグナは、サタンと「運命られた者」5人をガイア遺跡へ案内する・・・
みゃあ♪:ラグーン・・・
ラグーン:なんだい?
みゃあ♪:なんだか・・・空が闇に包まれてるみたい・・・
それは、まるで何か不吉なことが起こるのを意味しているようだった・・・