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第90話:=四魔帝外伝=《神に仕えし者の章・始まりの序曲F陰謀》

作:邪神王ウロボロス


-From 89-


クルトは家に帰るとすぐにまとめる作業にかかっていた。

部屋にこもり、机に座って、真剣に取り組んでいた。

クルトはこのとき既にたくさんの召喚魔法を作りだしていたので書類にまとめるのは大変な作業になっていた。

しかし、そういう状況でありつつも、クルトは書き記す事にまったく苦が無く、すべてにおいて、2枚づつ作成した。

だが、書類には召喚魔法の作り方は書かなかった、書いたのは既にできた召喚魔法の契約方法と詠唱方法のみだけを記したのであった。

それは、何故、記さなかったかというと、そうする事により、国王に特別優遇された立場になれると信じていたからであった。

クルト「ふぅ・・大分まとまってきたなぁ。」

クルトは学校も行かず、夜も寝ずに書類作成作業に取り組んでいた。

疲労が重なり、クルトにかなりの睡気が襲いつつあった。

クルト「眠いなぁ、あとは一番てこずった最後に作った魔法だけなの・・にぃ・・・・グゥグゥ・・・zzz」

クルトはとうとう連日の徹夜続きのせいで疲労が貯まり、眠気に負けて寝てしまったのであった。

それから、どのくらい眠りについていたのであろぅ。

クルトはかなり深い眠りについていたので、両親がおこしに来てもおきることはなかった。

クルト「うぅ〜・・ふぅ・・よく寝たぁ。」

クルトはようやく目覚めたのであった。

窓の外を見る。


    チュンチュン♪

    チチチ♪ チュンチュンチュン♪


外では小鳥がさえずっていた。

とても晴天だ、とても良く晴れ渡った空は心地よい。

しばらく、クルトはその心地よい空に見とれていた。

そして、ボーっとしているとふと何かを忘れている事に気付いた。

クルト「・・・・ん?、あっっ!!」

書類をまとめている途中であった事を思いだしたのであった。

提出約束の前夜に寝てしまったのでクルトは今から行けば間に合うと思った。

クルト「・・・(あと一つ、書かなくちゃいけないが、時間が無いからもういい、今度にしよう。)」

クルト用意をして部屋からでて慌てて階段を下りた。

階段を下りると父と母がいた。

ジョセフ「おはよぉ、よく寝てたなぁ。(笑顔)」

クルト「えっ?」

メイア「まぁ、やっとおきたのね。(笑顔)」

クルト「えっ?えっ?」

クルトには両親の言う事の意味が把握できていなかった。

クルト「いや、そんなに寝てないよ!?」

クルトにとっては少ししか寝ていないと思っていた。

ジョセフ「何を言ってるんだ、丸二日間も寝てたぞ。(笑顔)」

メイア「何べんもおこしに行ったのにおきなかったじゃない。(笑顔)」

クルト「二日間・・・・・」

約束の日より二日経過している事に唖然とした。

そして、クルトは急いで家から出ていった。

メイア「クスクス(笑)」

ジョセフ「なんだ・・・あわてて(汗)」






そして、クルトはクェンに乗って急いで学校裏まで行き、クェンをそこに待たせて城へと向かおうとした。

クルト「急がないと。(汗)」

クルトがちょうど学校の門から出ようとしたとき、後ろから呼ぶ声が聞こえた。

声「クルト!!」

クルトは声の方角にふりかえった。

そこにはフィアナが立っていた。

クルト「あっフィアナ!?・・ちょうど良かった。」

クルトは手に持っていた二部ある書類の片方を手渡した。

フィアナ「これは?」

フィアナは問いかけた。

クルト「以前、見せた召喚魔法がまとめられてる、君にわたそうと思って作っておいたんだ、とりあえず、急ぐのでもう行くね。」

フィアナ「えっ!?」

クルトは書類を渡すとすぐに、城の方向へ走っていった。

そして、クルトは城へつくと、すぐに奥の階段を上り、奥の扉をノックした。


    コンッ!コンッ!

爺さんの声「入りたまえ。」


    ギィ〜〜〜ィ


クルトは部屋の中へと入っていった。

クルト「すみませんでした。」

爺さん「困るね、約束はちゃんと守ってもらわんと。(ついに来たか、遅れたのはとても都合がいい。)」

クルトは深く謝罪する。

クルト「本当に申し訳有りませんでした。」

爺さんは少し笑みを浮かべる。

爺さん「まぁ、書類はできたかな?(それが必要だ。)」

クルトは手に持ってた書類を爺さんに手渡した。

クルト「これです。」

爺さんはペラペラペラっと軽く中を覗いた。

爺さん「まぁ、君が遅れたから自業自得だが、手続きに時間がかかるのだ。(よしよし、これがあれば充分だ。)」

クルトは仕方ないと諦めた。

クルト「はい、それは僕にも責任があるので待ってます。」

爺さん「今日は帰ってくれ、後日に使いの者をそちらへ出向かわせよう。(小僧、お前は用済みだ、これさえあればもう必要無い。)」

クルトは礼をして部屋から出たのであった。

クルト「・・(まぁ仕方ないか・・)」

そして、クルトはとりあえず家へ帰る事にした。



-To =四魔帝外伝=《神に仕えし者の章・始まりの序曲G国王陛下》-

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