作:ラグさん
ファン:ゼロよ・・・・
ゼロ:はい、閣下
ファン:我々から見た南は今とても脆いのが現状だ・・・
ゼロ:はぁ、閣下
ファン:あそこは豊かな国々が多い、南西の国々は、邪神王様が送った刺客が潰してしまったようだが、南東はまだ侵略していない
ゼロ:そうですな、閣下
ファン:それでだ、君に任務を授けようと思う、良いか?
ゼロ:閣下の命令には逆らいなどしませぬ
ファン:そうか、では任務を授ける・・・
「影」と一緒に、この任務、速効に済ましてしまえ・・・
ゼロ:は、閣下・・・
24時間後・・・
偵察兵1:ジェダイ騎士団様へ報告です!
シュン:何事だ・・・
ジェダイ騎士団たちは、ヘンストの北にあるヘンスト第二の都市、クルアに点在するジェダイ塔、ジェダイの聖地で、休息を取っていた。
彼らは1時間ほど前まで、キリルへの使節団を護衛する任務に就いていたのだ。
偵察兵1:北200kmより、魔竜の群れが確認されました!
これほどの大群は今まで誰もが見たことがなく、闇の軍勢から送られてきたものと我々は考えております!
シュン:それで?俺たちに何をしろと?
偵察兵2:我々の要望は、ジェダイ騎士団第六隊殿に出動していただき、魔竜の群れを退治していただくことにあります!
シュン:誰からの命令だ・・・・
偵察兵2:上級僧「凛金」様からです!
シュン:逆らえないな・・・分かった、退治すりゃあいいんだろ?
すぐに終わらせてやるさ、凛金様に報告しときな、任務はすでに完了したものと同じと、ね・・・
クルアから北80km・・・
シュン:クソッ・・・なんでこんなに・・・・
???:フッ・・・第六隊でこんなに弱いとはね・・・
シュン:黙れ・・・第一隊にかかれば・・・お前なんか・・・
???:あらあら・・・ウザい赤ちゃんは黙って死にましょうね・・・
シュン:クソォ・・・ぐはっ
シュンの首が刎ねられる。
???:第一隊、是非お手合わせしたいものですね〜ウフフフフフ・・・
偵察兵3:報告です報告です!!!!!!
???:何事だよ・・・・・・
偵察兵3:任務に就いていたジェダイ騎士団第六隊が、全滅しました・・・・・・
???:なんだと・・・
イルア:アラン・・・これは一大事よ・・・
第六隊は我々第一隊とほとんど同等の力を持っていた隊よ、それを簡単に全滅だなんて・・・
アラン:少し黙れ!俺だって敵がどれだけ強いかぐらい分かる!
イルア:あら、そうですか・・・失礼しました、アラン
イルアはそっぽを向いて窓際まで歩いていってしまった
アラン:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イルア:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アラン:・・・・・・・・・・・当たって悪かったな
そう言ってアランはイルアに近づき、頬にキスをする
イルア:・・・アラン・・・
イルアはアランの顔を彼女の方に向け、甘い口付けをする
だんだんキスも激しくなってきた、今ならイケル!と二人が同時に思ったとき
偵察兵3:あの〜、私は部屋から出た方が?^^;
偵察兵がムードをぶち壊す
イルア&アラン:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イルアは頬を真っ赤にして、走って部屋から出て行った、アランは身だしなみを直し、偵察兵に言う
アラン:任務は分かったから、さっさと出て行け・・・・・・・・・
偵察兵は足早に部屋を出て行った・・・
10分後・・・
アラン:ジェダイ騎士団第一隊は、全員会議室へ集まれ!
5分でだ!大至急だ!
ジェダイ騎士団第一隊のメンバー達は、早急に彼らの部屋を出て、会議室に向かった・・・
アラン:ただいま、この都クルアは絶滅の危機にある!
魔竜の大群が、この首都を約1時間後に襲撃する!
皆が驚く
アラン:驚くのはまだ早い!約2時間前、我々と同等の力を持ってるとされる第六隊が魔竜に全滅させられた!
我の考えでは、彼らは闇の軍勢から送り込まれた刺客だと考える!
そこで第一隊全員で襲撃を阻止する!
彼が話すのを一旦止めた所で、一人の青年が立ち上がった
アラン:何か質問か?バルウ
バルウ:作戦はどうするのでしょうか?
アラン:今から説明する、少し待て
バルウ:はい・・・
アラン:作戦の方だが、まず、我々は1時間で出来るだけの民間人を避難させる!
そして、民間人が全員避難したら、凛金様から借りた弓隊一隊をトルマ橋に、国が出してくれた剣士たち200人を都中に配置する!
その後、彼らがこの都に到着するまで待つ!
彼らが到着したら、我々は全力で、彼らを向かい打つ!
そこでまたバルウと呼ばれた青年が立ち上がる
アラン:また質問か?バルウ
バルウ:はい、何故我々はこの町を離れて北へ向かい、都の外で敵を迎え撃たないのですか?
アラン:うん、いい質問だ。何故かと言うとだな、この魔竜隊を我々の町に向かわせること自体が罠かも知れないと考えたからだ
バルウ:具体的には?
アラン:我々が町を離れてる間に、別の闇の軍勢から送られた敵たちが町を襲撃する可能性もあるということだよ。
そんなことが起これば防衛は不可能だよ
バルウ:では一隊のジェダイを数人町に残して、他を全員魔竜へ向かわせると言うのは?
アラン:魔竜隊は第六隊を彼らが送られてから約30分で全滅させたんだぞ?
我々が総力戦でいかなければ勝てないだろう!
バルウ:・・・・・・理解いたしました
アラン:ならば良い、座れ
これが作戦だ!この1時間内に、我は国の兵を使って民を出来るだけ避難させる!
お前らは戦いの準備をするもよし、友と最後になるかも知れない世間話をするもよし、アルク像に崇拝するも良し、だ。
1時間後には襲撃だから、お前たちに残された時間は約45分だ、それまでには準備を済ませ、ジェダイ塔前に集まれ。
全員:はい!
アラン:我々が、第六隊の仇を討つぞ━━━━━!
全員:オォ━━━━━━━━━━
アラン:よし、解散!――――
45分後・・・・
アラン:準備はいいな!
全員:はい!
アラン:これで最後になる奴もいるかもしれない、でも私が保証する!
我は人を何人も無様に殺させたりはしない!
では、行くぞ!!!!!
全員:オォ━━
15分後・・・・・・・・・
ビル:来たぜ・・・
アルク:なんだよあの大群は・・・
バルウ:あんなの始めてみたぜ・・・
魔竜の大群と偵察兵は言ったが、そんな生半可なものではなかった
もうすでに太陽は見えず、漆黒の闇が空を包む。
アラン:迎え撃てー!!!!
魔竜とは面白い生き物である。
彼らは食うことしか実は考えてない、だから、動くものでそれなりにデカイ物なら、ものすごい速度で突っ込んで行き、食いつく。
だから、魔竜は育てることが不可能とされていた。
しかし、現実は違った―――
ビル:なんだと・・・人が・・・魔竜に・・・?
魔竜の上には、巨大な槍や剣、弓、最後には巨大な鉄球を放つバズーカと呼ばれる物まで持った人間が、彼らに攻撃の照準を向けていた・・・
???:行くぞ・・・全員降下だ!旋空飛竜滅殺槍!!!
誰かがそう叫ぶと、全ての魔竜が、本当に全ての魔竜が、一旦空中に飛び立ち、そして、また戻ってくる、と思った、だが、違った。
彼らは、ジェダイ騎士団の真正面に突っ込んでくるのである。
アラン:落ち着け━━━━━落ち着いて剣を抜け━━━━━!!!
アランがそう叫ぶとジェダイ騎士団全員が剣を抜き、構え、フォースを剣に注いでいた。
この剣がジェダイの最強の武器となる
アラン:皆に告ぐ・・・
ビル:なんですか?
アラン:・・・なんでもない、フォースと共に在らん事を・・・
戦闘が始まった。
飛び交う弓、食い尽くされた人間の骨、ジェダイに切り落とされた闇の兵の首、死んだ人間から落とされる武器・・・
生きてるジェダイは約200人、対して生き残っている魔竜は6000匹、誰もが魔竜が勝つと考えていた、だが、アランだけは違った
バルウ:どうするんですか!マスター!
アラン:・・・・・俺が、力を、解放する・・・
バルウ:ぇ?ダメです!それだけは
アラン:黙れ。。。俺が何をやってるかは俺が一番分かってるよ・・・
バルウ:でも、無理が・・・
アラン:いいから黙れ!!!
バルウ:・・・・
アランが突然戦場の真ん中にぽつんと立っていた噴水の天辺に立ち、叫ぶ
アラン:魔竜共!そんなに喰いてぇんなら俺を喰え!
アランが腕をぶんぶん振り回す、尻を叩く、タップダンスを踊る・・・・
従来動きに敏感な魔竜は、彼らの欲望を抑えきれないようだった。
必死で馴らしているのだが、彼らの欲望は納まらない。
ついに、10匹ぐらいの魔竜が、高速でアランに突っ込んでゆく
アラン:引っかかったかこの馬鹿野郎がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
アランが突然光り始める、彼は、彼が持っている全てのフォースを、あまりにも強すぎたために凛金に封印されたフォースまでを、解放した。
彼に近づいた魔竜が一瞬で吹き飛び、塵となる。
魔竜隊の人間は驚いていた。
ジェダイはまるでハッパかけられたみたいに、突然勝機が見えてきたことで勇気が出てきて、そこらにいる魔竜に所かまわず突っ込んでゆく。
アランは、手から雷を放出して魔竜を次々と塵に変えてゆく。
でも魔竜の力はやはり強力であり、ほとんどのジェダイが無様に死んでいった
ついにジェダイの生き残りが20人となり、魔竜の残りも20匹となった。
すると、突然魔竜に乗ってた人間が魔竜を短刀で殺し始めた、いきなりの行動だった。
そして、魔竜が全て死んでしまうと、魔竜に乗っていた者全てが死んだ魔竜から飛び降り、彼らが持ってる武器を投げ捨てた。
アラン:何がしたい・・・?
ゼロ:作戦通りだな・・・シン
アラン:?
シン:あぁ・・・我々は別にファンファンを慕ってるわけでも何でもない。
俺たちはただ、シス卿の復活を静かに待っていただけ・・・さ
アラン:シス卿だと!?
ゼロ:そうだよ・・・そして彼は、今この町にいる・・・
そのうちお前らは全滅だよ・・・フフフッ
アラン:言ってる意味がわかんないな・・・いいや、てめぇらなんか一撃で葬る!
シン:おやおや、そう簡単にあなたが私を葬れると思って?
あなたなどすぐに葬って・・・
???:(この都から出るんだ・・・)
シン:なぁ!?シス卿様、何故でございますでしょうか?
ビル:誰に話してるんだよこいつ・・・
???:(アランはわしが殺る・・・他は逃がしておけ・・・)
シン:何故ですか!?
???:(それ以外に対したフォースを持ってる物はおらん・・・
それ以外をやっても意味が無い・・・)
シン:・・・了解いたしました
お前ら!良かったなぁ・・・シス卿様はお前らを逃がしてやるそうだ!
アラン:・・・は?
シン:俺たちも引くぞ!急げ!
シンは走って都から出て行った・・・
魔竜隊:え、ちょっと・・・何?
他の兵たちも走って逃げていった・・・
アラン:・・・
ビル:・・・
バルウ:・・・
イルア:・・・良く分からないけど・・・私たち勝ったみたいね・・・
???:いや、それは違う
アラン:誰だ!?
アランは納めていた剣を抜く
???:名乗るほどの者でもありませんよ・・・
我は邪剣ラグヌスの使い手、シス卿・・・こと
謎の人影がアランを突然切り裂いた
凛金:凛金ですよ・・・
アラン:な・・・・ぐはっ
アランは一瞬にて塵と化した
バルウ:な・・・凛金様が・・・シス卿・・?
凛金:そうだよ、若きパダワン・・・
我がシス卿・・・
君たちは逃れられない、覚えておけ・・・
5分後には、この町はラグナ様の力により抹消される・・・
この都など、存在しなくなるんだよ・・・
では、失礼しようとするかね・・・
凛金が歩いて逃げていく。
バルウが走って彼を追いかけ、剣を抜き、彼を掴んで剣を彼の心臓に押し付けた、が
凛金:甘いよ、Young Padawan(若きパダワン)
凛金はフォースを使って彼の身代わりを作り出していた。
本物の凛金は、彼の真後ろにいた、そして
凛金:今回は見逃してあげますよ、若きパダワン
でも、次は無いと思いなさい・・・
という言葉を残して、消えた・・・・・
バルウ:くっ・・・
皆!さっさと逃げるぞ!
逃げなきゃ俺たちも抹消されちまう!
ビル:そうだな・・・俺達は家族が避難した所へ向かうよ・・・
といって、他の18人は家族が避難した所へ向かった・・・
バルウ:俺も逃げなきゃ・・・ん?
バルウが逃げようとすると、アランの死体の横に座り込んでいるイルアが目に入った
バルウ:何してるんですか?あなたも抹消されますよ?
イルア:・・・アランと一緒なら、別にいい・・・
バルウ:何言ってるんですか?マスターがそれを望んだと思いますか?
イルア:思う・・・彼と一緒に・・・私は彼とずっとに・・・
バルウはイルアを叩いた
イルア:・・・
バルウ:目を覚ましてください!マスターならきっとあなたが生き残って、平和に暮らしていくことを願ったはずですよ・・・
イルア:うんうん、あなたの言うことは間違っているわ・・・
アラン:(間違ってなど居ない・・・)
イルア:ぇ!?アラン!?
アラン:(我が持っていたフォースで自分の形を作っただけだ・・・そう長くは持たん・・・)
イルア:・・・
アラン:(俺は、君に平和な時代を生きてほしい・・・
こんな酷い戦争の無い、平和な時代を・・・)
イルア:・・・・・・分かった
アラン:(バルウ、彼女と一緒に生き延びて見せろ・・・俺の剣に、俺に残された力を注いでやる。持ってけ・・・それでお前も少しは強くなれる・・・)
バルウ:マスター・・・
アラン(イルアと一緒に・・・この暗黒の時代を生き延びろ、バルウ)
バルウ:分かりました
アラン:(さぁ、急げ。もう時間はたっぷり残されていない)
バルウ:はい・・・
その言葉を最後に、アランのフォースは感じられなくなった
イルア:アラン・・・
バルウ:行きましょう・・・イルアさん
イルア:そうね・・・
バルウはアランが残した剣、聖剣ルシファウスを持ち、南へ南へ、旅を始める…
出発するとき、都が消えた音を、二人は聞いた・・・・