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第73話:=四魔帝外伝=《神に仕えし者の章・始まりの序曲C魔法大会開幕》

作:邪神王ウロボロス


-From 72-


魔獣グリフォンの住む山より戻ってから数ヶ月の月日が過ぎ去った・・

連れ帰ったクェンも少しばかり成長して大きくなっていた。

クルトが魔獣グリフォンを討伐した事実はあっという間に街に噂が広がっていた。

クェンはクルトを慕いなついて一時も離れないようになっていた。

おかげで、クルトは変な子馬?を連れた少年と有名になっていた。

また、クェンも街の子供たちの人気者になっていた。

もしも、クェンがあのまま育っておれば凶暴な魔獣に育っていた事であろぅ。

明日、開幕されるペルシャンテ王宮学校の魔法大会のせいで街は盛大に盛り上がっていた。

ペルシャンテ王宮学校の魔法大会は国行事の一つでもあり、一つの祭り的な行事でもあった。

この魔法大会の戦いの激しさは有名であり、それを一目見ようという思いで他国からもたくさんの人達や王族達が見に来ている。

当然、街では商売をするにはもってこいの時期であるので、凄い賑わいである。

去年、他国の依頼があり、王もそれを面白いと判断したので、今年の魔法大会では他国の学生も参加する事になっていたのであった。

魔法大会の開催前日は学校も準備をしており、大会に出場しない生徒達は準備に追われている。

魔法大会に出場する生徒達は前日という事もあり、大会に備えて魔力を蓄え温存するという意味で休暇を与えられていた。

おばさん「あら、へんてこりんちゃんとクルトちゃんこんにちわ♪」

     クェン?クェン?

クルト「こんにちわ。」

おばさん「明日の大会にでるそうだねぇ、毎年怪我人がでるから気をつけるんだよぉ、そして、へんてこりんちゃんにはこれをあげる♪」

おばさんはクェンにとてもまずそうな猫鼠の実の酢酸漬を与えた。

     クェン♪パクッ

クェンは嬉しそうにもらって食べた。

クルト「お前、変わった物が好きなんだな・・・(苦笑)」

     クェン♪

クェンは満足気な顔をしている。

クルトは休暇を利用して盛り上がる街並みをクェンの散歩を兼ねて見てまわっていたのであった。。

クルト「さて、そろそろ帰るかクェン(笑顔)」

     クェン♪クェン♪

クルトとクェンは家へと帰っていった。






〔ペルシャンテ王宮学校魔法大会ルール〕

《使用可能魔法》

攻撃系魔法・防御系魔法・回復系魔法・各種属性魔法
※国内行事の為、相手を殺す即死魔法以外の全魔法が使用可※

《使用禁止魔法》

即死魔法、及び、条件により即死効果のある魔法。

《防具》

必ず王宮の用意した大会用魔法闘衣を着用
※王宮が独自に開発した闘衣、これを着用しているとダメージが数値に変換されて審判の持つ計機に表示されるようになっている。

《武器》

必ず王宮の用意した大会用魔法ワンドを装備。
※個人の努力のみを重視した大会であるために、武器での格差が無くなるように用意されている。

《注意事項》

対戦相手を死亡させた場合は敗北。
選手にはそれぞれLP10000が与えられ審判がそれを確認しており、先にLPが0になると敗北である。

《出場選手定員》

出場選手は計32名。
男女年齢不問であり、必ず学生である事。

《試合日程・魔法大会全予定》

〔初日〕
午前開会式
午後2試合

〔二日目〕

午前2試合
午後2試合

〔三日目〕
午前2試合
午後2試合

〔四日目〕
午前2試合
午後2試合

〔五日目〕
午前2試合
午後2試合(準々決勝)

〔六日目〕
午前2試合(準々決勝)
午後2試合(準々決勝)

〔七日目〕
午前2試合(準々決勝)
午後1試合(準決勝)

〔八日目〕
午前1試合(準決勝)

〔九日目〕
午後1試合(決勝戦)

〔十日目〕
午前閉会式
午後大魔法祭(街全体で一晩中おこなわれる)






そして翌日、魔法大会が開催された。

盛大な盛り上がりを見せる魔法大会開会式である。

今大会には、隣国のアルバマ共和国とクレセント大国が出場していた。

開会式にはさすがにクェンを連れて出場できないので、大会が終わるまでは母メイアに預けていた。

そして、魔法大会開会式が始まったのであった。


   ウォー!ウォー!ウォー!ウォー!

   ウォー!ウォー!ウォー!ウォー!

   ウォー!ウォー!ウォー!ウォー!


開会式が始まり、観客席では盛大に声が飛び交っていた。

選手の紹介が始まった。

魔法大会司会「選手入場!」

神聖公国フィオレのペルシャンテ王宮学校より16名

アルバマ共和国のグリヒム魔法学校より8名

クレセント大国のクラーフ大魔法学院より8名

総勢32名の選手の紹介が無事に終わり、くじ引きにより対戦相手を決められた。

対戦相手は魔法により、観客にも選手にも始まるまでわからないようにされていた。

魔法大会は初日は2試合行われる。

選手達は選手控え席で大会を見る事ができるようになっている。

選手控え席では、試合が開始される直前に選手が呼ばれるようになっている。

当然、選手達は常に緊張した状態である。

この緊張感があるからこそ、初戦から最後まで気の抜けない試合が行われており、結果として成功でもあった。

フィアナも魔法大会に出場しており、クルトと一緒に選手控え席で昼食を食べていた。

フィアナ「これ、私が作ってきたのぉ(笑顔)、美味しい?」

クルトはフィアナの作ってきた弁当を口にしていた。

クルト「・・・・うっうん、美味しい・・(汗)(まず・・)」

フィアナも自分の弁当を口にした。

フィアナ「・・・・・・・・・うっ・・」

二人は沈黙していた、昼食時間が終わり、大会実行員が選手を呼びに来たのであった。

大会実行員「え〜第一試合の選手を言う。」

選手達は生唾を飲んで緊張して聞いていた。

クルト「(誰だろぅ?)」

大会実行員「フィアナ・フロレンス」

フィアナの名前が大会実行委員の口から言われた。

フィアナ「はっはい!(わっ私っ?いきなり初戦からなの!!)」

大会実行員「先に試合場へ降りてなさい。」

フィアナ「はっはい!」

クルト「フィアナがんばれ。」

そして、フィアナは先に試合場に降りていった。

選手達は試合場に出るまでは対戦相手がわからないようになっていた。

クルト「・・(フィアナはいきなり初戦からかぁ)」

大会実行員はフィアナが試合場に入場した事を目視で確認した。

大会実行員「よし、行ったな、それでは次の選手を言う」

また、再び緊張が控え席に広がる。

大会実行員「クルト・クラヴァナス、試合場へ降りなさい。」

クルト「・・・・・・(冷汗)、って僕?・・・(ガァーーーン!!・・・・)」

大会実行員「以上、第一試合の選手です。クルト・クラヴァナス、早く試合場に降りなさい。」

クルト「あっはい!」

そそくさとクルトは試合場に降りていった。


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