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第103話:不思議な不思議な神物語〜第2章〜

作:ラグーンさん


-From 102-
虚無界―――存在意義の無い、ただ存在する界

そこには、どの界にも適応出来ず堕ちた者達が住み着いていた

存在意義はなくとも、気は存在する

堕ちた者たちは、その気を喰らい、存在していた・・・



その堕ちたものの一族に、亡霊族が居た

前世界からすでに存在してはいたものの、成仏もロクに出来ない霊など、堕者と扱われてきた

彼らは、誰にも発見されなかった世界を見つけた、そう、そこが虚無界



サタン:・・・此処は・・・

サタンは亡霊達により、"ある場所"へ向かっていた

サタン:何処へ・・・向かうんだ・・・?

サタンは亡霊達に聞いた

亡霊A:クル・・・テルセポ・・・ジルクン

どうやら亡霊達は、前世界の者の言葉を話さないらしい

話すかは知らないが、思念だろう



1時間ほどずっと東へ向かうと亡霊達は止まった

亡霊B:グルシオ・・・ペレセゾナ・・・ジルクン

亡霊が何かをいうと、門が開いた

何かの魔力で動かしているのだろう

亡霊達は彼を一つの部屋に案内した

そこには、亡霊の気を集めて人間の形を作り出した"何者"かが居た・・・

彼は亡霊達に何か指示し始めた

"何者":テルセペオナ・・・フルクレイソムポ、テロソペニアクルソ

亡霊達は彼の指示に従ったのか、部屋から出始めた

サタン:一体何が起こっている・・・教えてもらおうじゃないか

亡霊王:自己紹介が遅れたの 私は亡霊王、亡霊王ラグナ、別名"金剛阿修羅"

サタン:金剛・・・阿修羅・・・だと・・・?

亡霊王:いかにも

金剛阿修羅は、幾年か前、ヘルヘイム撲滅の為兵を率いてヘルヘイムと戦い、敗走した者、彼は拳で制裁を下す者として知られていた

サタン:あの阿修羅が・・・此処で一体何を

亡霊王:我友よ、私は殺されたのだよ、邪神王によってな

サタン:な・・・

亡霊王:私が提唱する世界が存在する方式として この世界は幾多の理想、想像、考えで全てが出来ている
馬鹿な神々は、世界の全てを知ってると思っている、が、実際はそうじゃない

サタン:・・・

亡霊王:私はその理想達をいくつも乗り越えて、旅をする方法を見つけ出すことに成功した

サタン:それで?

亡霊王:それを発見したあと、ヘルヘイムが見つけられた、しかし、そこに行ったとされる神々は皆死んだ、か見付けられなかった
我は、ヘルヘイムが我々が流れているパラレル、と呼ぼうか、とは別のパラレルに存在するものだと考えた

サタン:そして?

亡霊王:私は全てを知りたかった、そこで、私は兵を率いてヘルヘイムを探すため、パラレルの旅へと出た
しかし、皆が皆生きてヘルヘイムにたどり着いたわけではない
半分はパラレル間のの閉鎖空間に閉じ込められ、半分はヘルヘイムで戦死した
我もその戦死したものの一人だ

サタン:・・・それでどうした

亡霊王:私はパラレルをひたすら彷徨って、なんとか自分の体を別パラレルによって生成することが出来た、それにより私は数年間そこに生きてた
だが、そこに居たのは、強力な者、ウロボロスと名乗るもの

サタン:それが邪神王なのか?

亡霊王:それは分からない

サタン:・・・続きを聞かせろ

亡霊王:我は彼の絶大な魔力を早くも感じ取った、そして、それは滅亡しなければならないものと察し、彼に一人で攻め込んだ

サタン:・・・・

亡霊王:私が有利ではあった、が

サタン:が?

亡霊王:私と彼との衝突によって、強力な魔力の衝突がパラレル間の閉鎖空間を滅亡させ、パラレル間にうねりが起こった
それにより、パラレルと別のパラレルが繋げられ、あるはずの無い未来が作られた
ウロボロスがあのパラレル内に出る予定は無かったのだ・・・

サタン:・・・・・・・

亡霊王:話を続けよう、我が彼をもう一撃で殺す所だった、そこで、うねりの中心が崩壊し始めた
ウロボロスは別界に逃げ込んだ、が、パラレル内にしか逃げられない私は、そのままうねりのすきまに飲み込まれた
別パラレルに逃げてもうねりの中心は私と彼
別次元にでも移動しなければ、中心はいつまでも私だからね

サタン:・・・

亡霊王:そのうねりのすきまに、虚無界が出来た
亡霊達は早くも此処を見つけたたようだけどな・・・

サタン:つまり、お前が、そのウロボロスとやらを、この世に?

亡霊王:悪いが、真実はそうなる

サタン:そして、お前は何がしたい

亡霊王:君だよ、君

サタン:俺だと?

亡霊王:君の力はまたパラレルを揺るがしかねない、邪神王の封印は無理だが、君を此処に連れてくれば出来る

サタン:ならば、何故俺が死ぬ所で、生き延びさせた?

亡霊王:君が死んでも、転生して、別の巨大な力が産まれるからね

サタン:・・・

亡霊王:君を封印するのさ

サタン:そうはさせない!

サタンはありったっけの気を宙に籠め、放出した

亡霊王はそれよりも大きい気を放出し、それを止めた

亡霊王:抵抗しても無駄さ、君は封印される

とつぜん回りのドアから亡霊たちが出てくる、謎の帽子をかぶった

そしてサタンの周りに陣を張った

サタン:やめろ!だせ!くそが・・・

サタンには抵抗するすべが無かった、サタンはそのまま封印されることとなった・・・・・・・・

-To 〔邪神王外伝〕謎のままに-

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