第47話:夢

作:荒神(雑文ですまそん)さん


-From 14-
ここは何処なのか?暗くてよくみえない・・・。
俺はいったい何をしているだろ・・・そうだ故郷が焼かれて・・・
何度も何度も力が欲しいと言ったっけ・・・ふふ大切な女を守れないとは。
そういえば桜花!桜花がいない・・・まぁこんな俺をみて桜花は、どこかにいったのだろう。それがいい・・・いや、それがいい・・・君が幸せになるなら。
「うぃ〜す。こんちはぁ〜何ひとりで嘆いてるの?」
しゃんぴっ「・・・・」
ふふ・・黒死風の声だろう。これが聞えることは、私も時間が無くなったのだろうか。
神翼「名前を申し遅れました。あちきの名前は、神翼ですわ。以後よろしくwそそ黒死風じゃないっす。」
慣れなれすしく、しゃんぴっに話をかけていた。
しゃんぴっ「・・・・・・」
何故、なぜ、ナゼだ・・・私の心が読めるのか?
神翼「そうっす。君の心は僕の心!だから手にとるようにわかるっす」
しゃんぴっ「・・・・おぉお前は何者?」
でない声を無理やりだした。彼の声は、すでにやつれていた。
神翼「そのうち、わかるさ・・」
まだ早い。あなたが私を知るのは。ただ、今、いえるのは約束を果たしにきた。
じゃ始める。あの約束の儀式を・・・
 時がとまった静かに聴こえるのは彼の鼓動。今までの彼とは違った。
神翼「しゃんぴっ私の後に暗唱しろ」
わけも理解できずしゃんぴっは、ただうなずいていた。
神翼「スポットライトON!」
パパパパヤ
パパパパンヤ
取れたてトマトのような赤い瞳をして
何を悩んでるの野良猫たち♪
天地を力ほしいなら
手を上げて
クルクッルクルックルまわろべさぁ
はぁ〜いみんな元気?歌のおにいたんだよ(歌のおにいさん♪)
聴こえれば、ほらほら力が
ギュンギュン
ギュンギュン
でてくるよんよん★ニパァ〜wババンバン〜きめ!
しゃんぴっ「うぅぎゃ〜焼ける焼ける・・」
神翼「我慢しろ。」
このままではやばい・・・くそぉ〜あの時の繰り返しになるのか!
しゃんぴっ「はぁはぁ〜うぐづう」
黒き世界に獣声がとどろいた。
しゃんぴっ「うぅやめろ〜」
目は白くなり手をふるえていた。
次第にしゃんぴっは、気をうしなった。
神翼「ちぃこうなったら・・・」
神翼は、黒陽となりしゃんぴっをつつんだ。
ぐはぁ俺さまの身体もってくれよ〜
しゃんぴっ「・・・」
神翼「なんとかなったか・・・まぁ右腕は、なくなった・・・いいか」
 神翼は、気絶したしゃんぴっを引きずって砲丸投げのようにしゃんぴっを投げた。
神翼「おら〜気合じゃ気合!むこうのせかいまで届け!天までとどけ〜」
さよなしゃんぴっらツギハギの君よ・・・約束は、はたした。もう一つの約束を果たすときまで、さよなら。
爽やかな笑顔でしゃんぴっを見送った。


消えた声が届く場所
消えた私がいた場所
それが見えなくなったとき
わたしは、君の心中からいなくなるだろう

そう思うといつも私は怯えていた
でも君にもう一度あえたから
嬉しかった


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