作:拓ノ心さん
ヤマト神国の自称・天才軍師拓ノ心は、進軍してきたドルフ帝国軍3万と
ヤマト神国首都城門前でイキナリ鉢合わせしてしまった。
雑兵 「大変ですぞ、隊長。このままでは我々はサクッと逝きます。」
拓ノ心「ふふ。案ずるでない。このような事態に備えて各種装備アイテムを用意してきた。
3万の軍勢を1人で相手にできるような、まさにそのためにあるアイテムだ。」
雑兵 「…ほんまかい。見せてみぃや。」
拓ノ心「この中に入っている。雑兵トリオよ。出してみろ。」
拓ノ心は、箱を取り出した。
その中から、雑兵Aが汗臭そうなバンダナを取り出した。
雑兵A 「ハハッ。えぇ〜と…これは…"ランポーのバンダナ"と書いてありますが…?」
拓ノ心「それを装備すると、ア〜ラ不思議。敵弾がすべて自分を避けていく。
手榴弾も爆弾も自分を避けて爆発。
安全かつ、大迫力のシーンが撮れる。」
雑兵 「………。」
雑兵B 「では、これは…"タミネーターの革ジャン"…?」
拓ノ心「それを着れば、敵の弾が当たっても金属が防いで大丈夫。
類似品に、体が液体金属になるバージョンがあるぞ。」
雑兵 「……。」
雑兵C 「んん…"マトリークスのサングラス"?」
拓ノ心「そいつはまさに天下無敵。敵の弾は゜゜┌┴o゜゜゜な感じに避けちまう。人によっては空まで飛べる…」
雑兵 「…。」
雑兵A 「では…"実と肛門の印籠"は?」
拓ノ心「それを見せると敵兵が全員土下座を……」
雑兵B 「…"ダースペーダー卿のマスク"……」
拓ノ心「シューシュー音が…」
雑兵C 「…"のろーいのビデオ"…」
拓ノ心「サダ…」
雑兵 「よし、お前ちょっとコッチ来い。」
………
……
…
雑兵 「というわけで。我らが隊長は、諸事情により指揮が取れない体となった。」
雑兵ABC「はぁ…。」
雑兵 「とりあえず、全員城門の中へ退却。」
拓ノ心「…だめじゃん(ガクッ…」
雑兵 「ハイ」
結局、仮称・天才軍師拓ノ心の切り札、装備アイテムはまがーい物だった。
雑兵の機転により、第15偵察隊5人は、首都城門内に撤退し篭城戦の構えをみせる。
ヤマトウォーズ・エピソードIVへ続く…だろう。