第46話:ヤマトウォーズ・エピソードIII

作:拓ノ心さん


-From 38-
 ヤマト神国の自称・天才軍師拓ノ心は、進軍してきたドルフ帝国軍3万と

 ヤマト神国首都城門前でイキナリ鉢合わせしてしまった。



雑兵 「大変ですぞ、隊長。このままでは我々はサクッと逝きます。」

拓ノ心「ふふ。案ずるでない。このような事態に備えて各種装備アイテムを用意してきた。
    3万の軍勢を1人で相手にできるような、まさにそのためにあるアイテムだ。」

雑兵 「…ほんまかい。見せてみぃや。」

拓ノ心「この中に入っている。雑兵トリオよ。出してみろ。」



 拓ノ心は、箱を取り出した。

 その中から、雑兵Aが汗臭そうなバンダナを取り出した。



雑兵A 「ハハッ。えぇ〜と…これは…"ランポーのバンダナ"と書いてありますが…?」
拓ノ心「それを装備すると、ア〜ラ不思議。敵弾がすべて自分を避けていく。
    手榴弾も爆弾も自分を避けて爆発。
    安全かつ、大迫力のシーンが撮れる。」
雑兵 「………。」


雑兵B 「では、これは…"タミネーターの革ジャン"…?」
拓ノ心「それを着れば、敵の弾が当たっても金属が防いで大丈夫。
    類似品に、体が液体金属になるバージョンがあるぞ。」
雑兵 「……。」


雑兵C 「んん…"マトリークスのサングラス"?」
拓ノ心「そいつはまさに天下無敵。敵の弾は゜゜┌┴o゜゜゜な感じに避けちまう。人によっては空まで飛べる…」 
雑兵 「…。」


雑兵A 「では…"実と肛門の印籠"は?」
拓ノ心「それを見せると敵兵が全員土下座を……」


雑兵B 「…"ダースペーダー卿のマスク"……」
拓ノ心「シューシュー音が…」


雑兵C 「…"のろーいのビデオ"…」
拓ノ心「サダ…」


雑兵 「よし、お前ちょっとコッチ来い。


………

……




雑兵 「というわけで。我らが隊長は、諸事情により指揮が取れない体となった。」

雑兵ABC「はぁ…。」

雑兵 「とりあえず、全員城門の中へ退却。」



拓ノ心「…だめじゃん(ガクッ…

雑兵 「ハイ」



 結局、仮称・天才軍師拓ノ心の切り札、装備アイテムはまがーい物だった。

 雑兵の機転により、第15偵察隊5人は、首都城門内に撤退し篭城戦の構えをみせる。

 ヤマトウォーズ・エピソードIVへ続く…だろう。




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