第34話:ヤマトウォーズ・エピソード1

作:拓ノ心さん


-From 16-
――――――――――オープニング―――――――――――



遠い昔、遥か彼方の銀河系で…

銀河共和国は騒乱の最中にあった。

辺境惑星への通商航路税が争点となっている。



この事態を打開しようと通商連合は惑星ナブ…(げふっ!



雑兵 「隊長、それは話がちげぇやす。」

拓ノ心「…いてぇ…」

雑兵 「では、気を取り直して…」



―――――――――オープニングtake2――――――――――



時は199X年。世界は核の炎に包まれた!

海は枯れ、地は裂け…あらゆる生命体は

絶滅したかにみえた…。

世紀末救世主でん…(ごふっ!



雑兵 「隊長、しばらく黙っているのがよろしいかと。」

拓ノ心「おのれ貴様。何をした。」

雑兵 「108ある秘孔のうち"黙殺"を突いた。おまえはすでに黙ってる…」

拓ノ心「ぇぇ〜しょんなぁ〜。もっとしゃべりた…しゃべしゃべしゃれこうべっ!!)゜◇゜)」





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雑兵が語りだす。

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ここは、領土の東と南が海に隣接する貿易国家、にっぽ…ヤマト神国である。



西には、ドルフ帝国が存在し、常にヤマト神国に対して挑発的行動を繰り返している。



その帝国の主は、通称"西の将軍様"である…ニダ。





拓ノ心 「ついでに拙者は、そのヤマト神国の国王

     …の王子

     …に仕える陸軍軍団長

     …指揮下の第1歩兵師団団長

     …に配属の第15偵察隊隊長だ。」

雑兵  「あっしは、さらにその配下の雑兵です…って、あんた、なぜ話せる?」

拓ノ心 「もし本当の兄さんが秘孔を突いたのなら秘孔封じはできなかった。だが、おまえの拳…」

雑兵  「そのネタはもういいって。」





っとその時!、兵士達が騒々しく部屋に駆け込んできた。



雑兵  「何事?騒々しい。」

雑兵A  「隊長!大変です。ついに西の帝国が攻め込んできました!」

雑兵B  「敵の軍勢はおよそ3万。まっすぐ首都を目指しております!」

雑兵C  「すでに我が国の城は半数が落ちました。ご出陣を!」

拓ノ心 「ぬぬぬ、奴らめ。調子に乗りおって…出陣じゃぁ〜ヽ( ´ー)ノ」



雑兵ABC 「ぉぉ〜!!」



雑兵  「急げ!急げ!」

拓ノ心 「あれ?なんでお前だけAとかBとかローマ字がついてないの?分かりにくいじゃん。」

雑兵  「ワタクシは名前を雑兵(ざへい)と言いますです。ハイ」

拓ノ心 「ややこしいなぁ〜もぅ。」





数分後、拓ノ心率いる第15偵察隊は城門前に集結した。



拓ノ心 「あれ?集まってる部隊が拙者らしか見えないんだけど?」

雑兵  「ハイ」

拓ノ心 「拙者らの部隊ってABCトリオとお前と拙者の5人だよね?」

雑兵  「ハイ」

拓ノ心 「ナニナニ?それでこの首都守れるわけ?」

雑兵  「サァ?」

拓ノ心 「勝てるわけ無いじゃん。」

雑兵  「ハイ」



………(#´ー´)旦 フウゥゥゥ・・・ 茶でも一服。



拓ノ心 「国王なにしとん?」

雑兵  「敵が攻めてきたので、さっさと東へ逃げました。首都移転だそうです。」



拓ノ心 「なんで、拙者らにその連絡がナカッタノ?」

雑兵  「サァ?」

拓ノ心 「あれ?じゃあ拙者らの役目は何?」

雑兵  「オトリ」

拓ノ心 「だめじゃん」

雑兵  「ハイ」



こうして第15偵察隊5人と西の将軍様軍3万の壮絶な戦いがはじまるのであった……

ヤマトウォーズ・エピソード2へと続く…たぶん。





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エピソードということで、本編よりだいぶ過去の話です。

もしくは完全パラレルワールドとして読んでくだされ。


-To ヤマトウォーズ・エピソード2-

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