作:拓ノ心さん
――――――――――オープニング―――――――――――
遠い昔、遥か彼方の銀河系で…
銀河共和国は騒乱の最中にあった。
辺境惑星への通商航路税が争点となっている。
この事態を打開しようと通商連合は惑星ナブ…(げふっ!
雑兵 「隊長、それは話がちげぇやす。」
拓ノ心「…いてぇ…」
雑兵 「では、気を取り直して…」
―――――――――オープニングtake2――――――――――
時は199X年。世界は核の炎に包まれた!
海は枯れ、地は裂け…あらゆる生命体は
絶滅したかにみえた…。
世紀末救世主でん…(ごふっ!
雑兵 「隊長、しばらく黙っているのがよろしいかと。」
拓ノ心「おのれ貴様。何をした。」
雑兵 「108ある秘孔のうち"黙殺"を突いた。おまえはすでに黙ってる…」
拓ノ心「ぇぇ〜しょんなぁ〜。もっとしゃべりた…しゃべしゃべしゃれこうべっ!!)゜◇゜)」
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雑兵が語りだす。
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ここは、領土の東と南が海に隣接する貿易国家、にっぽ…ヤマト神国である。
西には、ドルフ帝国が存在し、常にヤマト神国に対して挑発的行動を繰り返している。
その帝国の主は、通称"西の将軍様"である…ニダ。
拓ノ心 「ついでに拙者は、そのヤマト神国の国王
…の王子
…に仕える陸軍軍団長
…指揮下の第1歩兵師団団長
…に配属の第15偵察隊隊長だ。」
雑兵 「あっしは、さらにその配下の雑兵です…って、あんた、なぜ話せる?」
拓ノ心 「もし本当の兄さんが秘孔を突いたのなら秘孔封じはできなかった。だが、おまえの拳…」
雑兵 「そのネタはもういいって。」
っとその時!、兵士達が騒々しく部屋に駆け込んできた。
雑兵 「何事?騒々しい。」
雑兵A 「隊長!大変です。ついに西の帝国が攻め込んできました!」
雑兵B 「敵の軍勢はおよそ3万。まっすぐ首都を目指しております!」
雑兵C 「すでに我が国の城は半数が落ちました。ご出陣を!」
拓ノ心 「ぬぬぬ、奴らめ。調子に乗りおって…出陣じゃぁ〜ヽ( ´ー)ノ」
雑兵ABC 「ぉぉ〜!!」
雑兵 「急げ!急げ!」
拓ノ心 「あれ?なんでお前だけAとかBとかローマ字がついてないの?分かりにくいじゃん。」
雑兵 「ワタクシは名前を雑兵(ざへい)と言いますです。ハイ」
拓ノ心 「ややこしいなぁ〜もぅ。」
数分後、拓ノ心率いる第15偵察隊は城門前に集結した。
拓ノ心 「あれ?集まってる部隊が拙者らしか見えないんだけど?」
雑兵 「ハイ」
拓ノ心 「拙者らの部隊ってABCトリオとお前と拙者の5人だよね?」
雑兵 「ハイ」
拓ノ心 「ナニナニ?それでこの首都守れるわけ?」
雑兵 「サァ?」
拓ノ心 「勝てるわけ無いじゃん。」
雑兵 「ハイ」
………(#´ー´)旦 フウゥゥゥ・・・ 茶でも一服。
拓ノ心 「国王なにしとん?」
雑兵 「敵が攻めてきたので、さっさと東へ逃げました。首都移転だそうです。」
拓ノ心 「なんで、拙者らにその連絡がナカッタノ?」
雑兵 「サァ?」
拓ノ心 「あれ?じゃあ拙者らの役目は何?」
雑兵 「オトリ」
拓ノ心 「だめじゃん」
雑兵 「ハイ」
こうして第15偵察隊5人と西の将軍様軍3万の壮絶な戦いがはじまるのであった……
ヤマトウォーズ・エピソード2へと続く…たぶん。
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エピソードということで、本編よりだいぶ過去の話です。
もしくは完全パラレルワールドとして読んでくだされ。